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Archive for 9月, 2013

津山扇形機関庫

日曜日, 9月 29th, 2013

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転車台では、京都の梅小路機関庫に次ぐ大きさと言われます。梅小路は蒸気機関車専門です。津山は石炭の山地も近く、すぐそばに大きな吉井川も流れていて、水も豊富です。昔は数多くの蒸気機関が行き交ったと思われます。機関庫には煙突がついていますが、今ではディーゼル車を中心に静態保存されています。それぞれ専門の整備士が必要なので、分野がわかれているのでしょう。

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入換用車両10t車

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Locomotive Railyard

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入換動車とは、駅構内の貨物側線などで貨車の入換作業をするための機械のことで、別名貨車移動機とも呼ばれています。車籍のない「機械」という扱いなので、正式な鉄道車両ではありません。この入換動車は、機関車を使用しないで人力で行われていた小規模な入換作業を機械化するために、1950年代に登場しました。(案内板より)

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DE50形ディーゼル機関車1号機

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Locomotive Rail yard

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DE50形は昭和45年(1970)国産で最大最強のエンジンを積んで誕生しました。当時の最新鋭機として期待を集めましたが、電化の進展などで量産計画は中止され、1号機が製造されたのみです。運用中の故障で休車扱いになり、岡山機関区内に16年間留置されていました。JRになる直前に廃車となり、JR西日本が継承して平成14年からは津山の扇型機関車庫に保管されています。(案内板より)

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蒸気機関車が消滅して直後の1977年にはディーゼル機関車は全国におよそ2200両。それから急速に電化が推進されていきます。保管されている機関車はたいてい、どこで何年働いたという履歴書を持っているものですが、それもありません。美しく塗装された姿が際立って、痛ましい気がします。超エリートとして脚光を浴びたはずです。ディーゼルの全盛期にひとあし遅れてやってきたために、悲哀を味わうことになりました。機関車をめぐるロスジェネの物語です。

DD51形ディーゼル機関車 1187

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Locomotive Rail yard

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DD51形ディーゼル機関車は、幹線から蒸気機関車を廃する無煙化、および動力近代化を推進するために、国鉄が昭和37年(1962)年から昭和53年までの16年間に649両を製造しました。
本格的な主力機として開発されたもので、速度は旅客用蒸気機関車C61形より速く、けん引力では貨物列車用蒸気機関のD51を上回るように設計されています。(案内板より)

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製造当時は最速、最大馬力であったDD51ですが、廃車、解体されたり、東南アジアへ売却されて現在は残り約70両。残念ながらJR九州にはありません。おそらく、DD51とDE501は、この津山で一番の宝物です。はるばる津山までやってきた甲斐があるというものです。前方から見るだけなのが惜しい。ディーゼル車は、真横から見て初めて、その偉大な力を感じることができるのに。
もし重連で牽引する姿を現役で見たいのであれば、北海道へ行かなければなりません。今月、北海道で貨物列車の脱線事故が起きました。レール幅に遊びがなければ車輪はカーブを曲がりきれません。逆に大きく広がりすぎても脱線事故になってしまいます。

DD15形ディーゼル機関車

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Locomotive Rail yard

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DD15形は、除雪用機関車で、昭和36年(1961)から47年(1972)年にかけて製造されました。大型のプラウ装置を機関車本体の前後に装備する構造で、一両での除雪作業ができるようになり、折り返し地点での方向転換作業を不要です。(案内板より)

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ラッセル装置を外せば、入替用機関車として使用することができ、通年使用ができます。

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正面から撮影。岡山県津山市機関庫で静態保存。

キハ181 12・やくも

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Locomotive Railyard

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日本国有鉄道(国鉄)が開発・保有した特急形気動車。1968年から1972年までに158両が製造された。(案内板より)JR西日本で主に運用されていたとのことです。九州管内では、この色の特急はなかったのかもしれません。現在の「やくも」は運転席が高いところにあって、特急の風格があります。

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左の修学旅行列車は、キハ58です。

キハ52気動車115

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Locomotive Railyard

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キハ20系の一つ。1965年製造。2004年に国鉄一般色に塗装変更。2010年に運用を終了し廃車。津山駅構内の扇形機関庫で静態保存中。勾配区間用の気動車で、キハ20形を2基のエンジンに改良されたもの。(案内板より)

キハ33形気動車 1001

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Locomotive Rail yard

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キハ33型は昭和63年(1988)に客車をもとにして改造されて気動車となりました。改造のベースとなったのは50系客車です。これは1977年から82年にかけて製造され、通勤通学輸送を目的とした車両です。2両がキハ33に改造されています。(案内板より)

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2両のうち、1001は津山扇型機関庫に保管されています。もう一つの改造車1002は不明です。

キハ28とキハ58

日曜日, 9月 29th, 2013

Tsuyama Railyard

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2両ともに、「急行」の表示板が出ています。その通り、キハ28とキハ58は、急行用の車両として改造されたものです。「修学旅行」という行先版は傑作です。

梅小路扇形機関車館

日曜日, 9月 29th, 2013

Kyoto Umekoji SL Museum

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梅小路扇形機関車館の一番線から7番線までは天井が高くなっています。ここには5トンまで運べる天井クレーンが設置されています。現在も専門の技術担当のかたがたが補修工事を行っているので、外からしか見られませんでした。

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機関車は移動式のボイラーです。国内で、蒸気機関車を製造できる工場はすでにありません。ここで補修できなければ、動態で残していくことはできません。中央に車体を外された台枠が見えます。両脇の水色のポールはビームジャッキ。車輛を持ち上げて台枠から分離します。
1080号機関車は、ここで再生復元されました。ボイラーの中はたいそういたんで、補修作業は難航。タンク一体型の1080号は小型で、ビームジャッキの幅より狭すぎて使えなかったという話です。

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