RSS

DE50形ディーゼル機関車1号機

Tsuyama Locomotive Rail yard

de501_1

DE50形は昭和45年(1970)国産で最大最強のエンジンを積んで誕生しました。当時の最新鋭機として期待を集めましたが、電化の進展などで量産計画は中止され、1号機が製造されたのみです。運用中の故障で休車扱いになり、岡山機関区内に16年間留置されていました。JRになる直前に廃車となり、JR西日本が継承して平成14年からは津山の扇型機関車庫に保管されています。(案内板より)

de501_2

蒸気機関車が消滅して直後の1977年にはディーゼル機関車は全国におよそ2200両。それから急速に電化が推進されていきます。保管されている機関車はたいてい、どこで何年働いたという履歴書を持っているものですが、それもありません。美しく塗装された姿が際立って、痛ましい気がします。超エリートとして脚光を浴びたはずです。ディーゼルの全盛期にひとあし遅れてやってきたために、悲哀を味わうことになりました。機関車をめぐるロスジェネの物語です。

Leave a Reply