RSS

人車

人車(じんしゃ) Carriage moved by man-power
案内板より
人の力で押して走った鉄道です。明治の終わりころから大正にかけて、関東・東北地方で多く使われました。この車は宮城県松山町で使われていたものです。「松山人車軌道」は、1922(大正11)年開業。1930(昭和5)年廃業。定員12名、座席8名
人車鉄道は、1895年(明治28)に豆相(ずそう)人車鉄道(小田原~熱海間)として初めて開業しました。小さな輸送力しかありません。主に東日本に20社あり、貨物専用のほか、遊覧目的のものもありました。大砲時代がその全盛期だったが、大部分は規模の小さいものであった。やがて電車や気動車、あるいはバスの進出などにより、多くは昭和初年までに姿を消した。
598
鉄製のレールの上に乗せた客車や貨車(トロッコ)を人の力で押すものです。側面に描かれたロゴマークは、おそらくレールの断面図だと思われます。
599

600

人車が初めてできたのは小田原とのこと、「おさるの駕籠や」という唱歌を思い出しました。「小田原ちょうちん」をぶら下げて、エッサホイサッサと人を運ぶのです。

Leave a Reply