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フランス・SNCF国鉄・電気ディーゼル機関車、BB67000形

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フランス国鉄ディーゼル機関車、BB67000型。色褪せて見えますが、本来は青の車体に白線。

30年ほど前、トミックスの子供向けのプラレールは、ごく安価で手に入りやすい模型でした。しかしミニ四駆ほどの人気も沸かず、デフォルメされた形は、見るからに軽くておもちゃっぽいかんじ。でも元気よく回転したので、本格縮尺のNゲージよりも愛着が持てました。一方、Lima社のHOゲージで販売されていたのは、このBB67000形だと記憶しています。個別売りではなく、レールとセット。当時、見る機会も少なく、おもちゃというには、かなり高価でした。たとえ動きが悪くなっても、修理などは無理だったでしょう。
この機関車は今もLima社が模型を発売しているそうです。Locomotive Lima sncf 67215。

EURO EXPRESSのページより抜粋
SNCF は1950年代以降、無煙化対策として電化を進める一方、非電化区間へディーゼル機関車を導入していった。BB67000 は1963年に登場したディーゼル機関車の第三弾。その後BB67300 へ改造も進みオリジナルの BB67000 として残るのはごく少数である。
BB67000 は電気式ディーゼル機関車なのでモーターの電力をディーゼル発電機によって得る以外は直流電気機関車と同じ構成。よって足回りは一台車・一モーター、ギヤ比選択式 (最高速度選択式) など当時の直流機関車で実用した新技術を採用している。
BB67000 はまずフランス南部に配置された。1960年代まだ非電化区間であった Marseille – Nice 間の “Le Mistral” を蒸気機関車 vapeur 141R に代わり牽引を担当するなど優等列車の牽引実績もあったが、客車へ暖房供給設備を装備しておらず、冬場に旅客列車を牽引する際は暖房車が必要となる事から次第に貨物運用へ転用されていった。

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