太田記念美術館・2016年撮影

太田記念美術館は、かつて東邦生命相互保険会社の社長を務めていた五代太田清藏(1893~1977)が蒐集した浮世絵コレクションを、広く大勢の方々に公開するために設立された美術館です。
五代太田清藏のコレクションは生前ほとんど公開されることはありませんでしたが、昭和52年(1977)、83歳で没した後、遺族たちが広く我が国の美術振興の一助とすることを決意し、美術館を開館します。(HPより)
福岡県福岡市に生まれた五代太田清藏は、美術や文学への造詣が深く、大学生の頃から浮世絵に関心を持ち始めていました。そして、20代後半に欧米諸国を外遊した際、浮世絵が欧米の美術館で高く評価され、欧米の絵画に深い影響を与えていることを実感したことをきっかけに、浮世絵の蒐集にさらなる情熱をもって臨むこととなりました。さらに、藤懸静也氏や楢崎宗重氏といった浮世絵研究の大家たちとも親交を結び、審美眼を磨いていきます。その後、太平洋戦争によるコレクションの一部焼失などがありましたが、浮世絵への愛情は決して衰えることなく、亡くなる時まで、こつこつと己の好む作品を集め続けていきました。
五代太田清藏のコレクションは生前ほとんど公開されることはありませんでしたが、昭和52年(1977)、83歳で没した後、遺族たちが広く我が国の美術振興の一助とすることを決意し、美術館を開館します。
昭和52年(1977)11月、銀座の東邦生命旧本社ビルの7階で約2年間の活動を続けた後、昭和55年(1980)1月13日、現在と同じ、東京都渋谷区神宮前1丁目において、美術館を正式にオープンいたしました。
太田記念美術館のコレクションの中核となるのは、五代太田清蔵が心血を注いで蒐集した約12,000点という膨大な浮世絵です。浮世絵の始まりから終焉まで、その歴史を網羅的に辿れるような、広い範囲を収めた内容となっています。しかも、浮世絵の両輪となる肉筆画と版画、このいずれにおいても素晴らしい作品を数多く所有しているというのは、個人の浮世絵コレクションとしては世界有数と言えるでしょう。(記念館HP)
国芳展

外国人の浮世絵ファンが多いこともあって、ポスターの見出しはローマ字です。収集家の太田清蔵が人目にさらさなかった理由がわかるような気がします。刷りあがった絵が新鮮な色を保っています。何度も光にさらせば、一回ごとに、色がさめてしまいます。