大阪・高麗橋野村ビルディング


大阪瓦斯ビルディングなどの設計で知られる、近畿地方を代表する建築家安井武雄の設計で1927年に建てられた。当時としてはまだ珍しかった鉄骨鉄筋コンクリート構造で、戦前は地上は6階までであったが、1964年に7階を増築した。安井氏設計の現存する大規模モダニズム建築では最古のもので、大阪瓦斯ビルヂングよりさらに古い。


竣工 1927年。SRC構造。上にせり上がった壁のアールが、独特の造形を生みだしている。カドマル部だけ窓を密に集めているのは、角部屋から眺める景色を楽しむためだろうか。このビルが建った頃は、きっと遠くまで大阪を見渡せただろう。