大阪市立東洋陶磁美術館2012年撮影

大阪市立東洋陶磁美術館

この美術館は、世界的に有名な「安宅コレクション」を住友グループ21社から寄贈されたことを記念して大阪市が設立したもので、1982(昭和57)年11月に開館しました。

当館の立地する中之島は大川に形成された中洲で、17世紀の初めに豪商の淀屋常安が開発して以来、諸藩の蔵屋敷が立ち並び全国からの物資が集積する経済の中心地でした。
当時の中之島の東端は現在の大阪市中央公会堂の地点に相当し、それ以東の土地は、大川の運ぶ土砂の堆積や後世の開発によって造成されたものです。

明治時代、その造成地に温泉や料亭が開業しました。1879(明治12)年、現在の中央公会堂の場所に豊国神社の社殿が完成し、参道として中之島通が開通したことがきっかけです。

現在の当館の場所には、料理旅館の自由亭が大川下流の川口居留地から支店を出し、1895(明治28)年には大阪ホテルと改称、翌年煉瓦造りの洋風ホテルとなりました。1905(明治38)年には建物の東部分を在阪有力銀行の協議会である大阪銀行集会所が買収して事務所を開設します。

以降、幾度かの火災にみまわれ、大阪ホテルは1924(大正13)年に中之島から撤退しました。
大阪銀行集会所は1922(大正11)年に建物を改築し、1966(昭和41)年までこの地にありましたが、老朽化による建替えを機に他所へ移転しています。その後15年以上が経過して設立されたのが、東洋陶磁美術館です。(陶磁美術館HP)