大阪中央公会堂

竣工:1918年(大正7年)
保存・再生工事後:
2002年(平成14年)
設計
原案:岡田信一郎
実施設計:辰野金吾・片岡安
敷地面積:5,641.81m2
延床面積:9,886.56m2
建築面積:2,330.35m2
階数:地下2階・地上3階
構造
鉄骨煉瓦造(屋根鉄骨造)
基礎免震、鉄筋コンクリート
建築様式は、当初記述に「復興式中の準パラディヤン式」とあり、ネオ・ルネサンス様式を基調としたものを解される。外観は左右対称を基本にこーにす、片蓋柱、ペディメント付開口部等による厳格な構成と、正面の壮大な半円アーチ、ジャイアントオーダーなどのバロック的な壮麗さを併せ持ち、柱頭飾りを幾何学図形化するなど細部にはセセッション様式の浸透もみられる。
外壁表面は地階部分が花崗岩積、地上階は化粧レンガ小口貼りに、腰の帯石と窓廻りを花崗岩、蛇腹と片蓋柱、パラペット廻りを擬石モルタル洗い出しとし、屋根は銅板葺きで一部を天然スレート葺き、側面と四隅に屋根窓を配す。平面規模は間口43.6メートル、奥行き61.8メートルで建築面積2164.17平方メートル。鉄骨煉瓦造、地上3階、地下1階建て、耐震性強化のため基礎下の新たな構造体と上部構造の補強によって、免振レトロフィットを実施。
主要室の構成は、1、2階/大会議室、3階/中小集会室、特別室、 地階/会議室、レストラン。(案内板より)

大阪市中央公会堂は、ひとりの大阪市民、岩本栄之助氏の寄附をもとに1913年(大正2年)に着工し、1918年(大正7年)に竣工しました。
以来1世紀近くにわたって国際的な一流アーティストによるオペラやコンサートの他、各界著名人の講演会も数多く開催されるなど、大阪の文化・芸術の発展に深く関わってきました。

時代の流れとともに、その役割も様変わりしましたが、現在もなお、公会堂の壮麗な雰囲気を生かした様々な利用がなされており、市民の活動拠点となっています。

1999年(平成11年)3月、度重なる改修などにより創建時の意匠が損なわれ、老朽化が進んだことから保存・再生工事に着手し、約4年の歳月を経て、2002年(平成14年)9月に完成しました。
工事は歴史的建築物としての保存と、創建時への復元改修に加え、古い建築物に高い耐震性を与え甦らせる「免震レトロフィット」や、時代のニーズに応えて次世代まで活用できるよう、スロープやエレベーターを新設するなど大掛かりなものとなりました。

こうして美しく甦った大阪市中央公会堂は、中之島の景観に欠かせない美しい外観と内部意匠が歴史的建築物として極めて重要であるとの高い評価を受け、2002年(平成14年)12月、公会堂建築物として西日本で初めて、国の重要文化財に指定されました。(wiki)


