筑豊鉄道・嘉麻川橋梁

小竹町と直方市の境界の遠賀川上にかかる鉄道の橋梁。遠賀川にかかる橋梁なのに、なぜか「嘉麻川」という名がついている。
田川方面から北九州方面への石炭を搬出する目的で、明治26年に下り線が、明治42年に上り線が敷設された。上り線の橋梁は建設当時のイギリス製のものである。 石炭の搬出が行われなくなってからは、伊田線として国鉄・JR・平成筑豊鉄道が人の移動の役に立っている。

筑豊鉄道の地図

石炭産業の衰退によって、筑豊地方内陸部分に敷設されていた鉄道網は切り離されて第3セクターとなります。JR本線や港へ接続する鉄道線はJRとして残りますが、平成筑豊鉄道は港へ出ることはできなくなりました。

以下wikiより
福岡県の筑豊地区で九州旅客鉄道(JR九州)から継承した旧国鉄特定地方交通線の伊田線・糸田線・田川線の各線を営業しているほか、2009年4月からは、北九州市からの委託で同市門司区にて特定目的鉄道として門司港レトロ観光線(愛称:北九州銀行レトロライン)のトロッコ列車を運行している。
門司港レトロ観光線を除く伊田線・糸田線・田川線は各線とも筑豊本線から産炭地に向けて分岐する支線を発祥とし、単行のディーゼルカー主体で運行される典型的なローカル線である。ただし、運転本数・駅数ともに旧国鉄および転換前のJR時代の約2倍に増やすなど積極経営に転じ、沿線の学校に通っている学生や田川市立病院に通院する高齢者など、いわゆる交通弱者にとっては非常に重要な交通機関となっている。

金田車両基地

金田駅は平成筑豊鉄道の本社と車両基地があります。直方からの下り列車は、ここから田川伊田と田川後藤寺方面に分かれます。 2012年撮影。

伊田線とJR福北ゆたか線

直方駅から下り線、右は桂川方面へ行くJR筑豊本線福北ゆたか線です。黒崎駅から折尾駅・桂川駅・吉塚駅を経由して博多駅までの区間を走ります。すべて電化されています。
左は平成筑豊鉄道です。田川の伊田または後藤寺へと走ります。こちらはディーゼルエンジンで、田園風景をひたすら走り抜け、心安らぐローカル線です。盛り土を築いた上の線路で見晴らしもききます。金田までの駅はちいさな無人駅が多く、雨よけのひさしとベンチがあります。以上、2014年撮影。

若松市みなと祭

若松港は日本一の石炭積出港として栄えていました。毎年7月、「若松みなと祭り」を開催しています。
石炭のことを昔は五平太と呼んでいました。その五平太を筑豊炭田から運ぶのが五平太船(川ひらた)です。 船のへりをたたいていたリズムに、流行りの唄や民謡を口ずさんだのが、「五平太ばやし」の始まりと言われています。2012年7月撮影。