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福岡は遺跡の宝庫と言われています。老司、那珂川を歩くと、徒歩圏内にいくつもの遺跡と出会えます。

熊野道祖神社

熊野道祖神社は「塩原中央部」に鎮座された熊野神社と塩原四丁目に鎮座された道祖神社を昭和12年(1937)に合祀されました。(中略)道祖神社の神域は、昼なお暗き樹木に覆われ、周囲は水田地帯でありましたが、昭和2年4月7日、福岡県立筑紫中学校が道祖神社の境内を含む塩原に開校せられ、同校建設の際、社地の樹木を伐りすなわち病等そのほか不慮の災害に罹った者が多く、斯かる御神域に鑑み強いて移転セ氏むることは恐れ少なからずとしてついにこのまま据え置かれることになったのであります。(案内板より)

続いて、境内に掲げられた「由緒」には、この神社については「古事記」にも記述があると書かれています。小さな祠が数多く祀られており、地元人気のほどが伺えます。

筑紫の官家跡(つくしのみやけあと)

6世紀の初め、大和朝廷は北部九州の豪族磐井の反乱を押さえましたが、その後の筑紫近辺の支配の強化、内部統一や対外交渉の重要な拠点として官家を設けました。官家の呼び名が南区の「三宅」という地名に残っていることから、その場所は大橋付近という説もありますが、遺跡や遺物が確認できておらず、詳しくはわかっていません。(案内板より)
現在は若宮八幡宮となっています。CF.那津官家

老司地禄天神社

御祭神は埴安命(はにやすのみこと)は、土をつかさどる神様です。本殿・拝殿の改築は明治遺構3回行い、昭和60年の改築、平成18年神殿を改築以降、現在に至っております。 昭和18年ころまで、推定樹齢三百~四百年にもなる2本を含め6本の松が生い茂っていましたが、当時、猛威を振るっていた松くい虫の被害で枯死してしまいました。現在では椎の木1本推定樹齢二百~三百年1本が保存となっています。

高取延命地蔵尊と保存樹くすのき

福岡市南区三宅。西鉄大橋駅から南へ下る「みやけ通り」にある。歩道の幅がこの部分だけ大木で塞がっているので、歩道を拡幅して、3倍ほどの広さになっています。

辻観音堂

「辻」とは道が十字形に交差している所をいいます。ここは三叉路。 筑紫四国八十八か所九番観世音菩薩
福岡市南区老司4丁目25